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   浜松の弦楽器工房 竹下楽器のギターなウクレレな日々

2019/03/07 (Thu) Guild M20、 Takamine PTU431K N 修理

いつもお世話になっている 県内の Hさまより
 ギルド M20  と  タカミネ PTU431K N をお預かりいたしました。

久しぶりに後ろからよく見ると、ブリッジの後ろが大きく剥がれてしまっていた、ということで
修理をお申し込みいただきました。
再び弾けるように、ブリッジをしっかりと再接着して修理します。
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弦の張力で5ミリくらい接着がずれてブリッジがネック側に引っ張られています。
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ブリッジピンも抜けなくなって折れてしまったということで交換します。
ブリッジ周辺の修理はピックアップが干渉してしまう場合もあり
注意して作業します。
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慎重に剥がしました。
残っている接着剤の状態から、どのように接着されていたのか判断できます。
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トップの塗装を剥がしている範囲が狭くてラフすぎですので
ブリッジ全面が密着できるように、形状に合わせて塗装を剥がしてきます。
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剥がしました。
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ブリッジに付着していた接着剤も除去して
にかわで再接着します。
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隙間なく、きれいに接着できました。
ブリッジピンは交換、またピックアップの付け直しをしました。
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弦高も下がって弾きやすくなりました!
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次にハワイアンコアの美しいタカミネです。
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開放弦でビビっていますので、ナットを交換します。
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無漂白牛骨で交換できました。
s-fIMG_0793.jpg

ビビリはなくなり、いい感じです!
s-fIMG_0797.jpg

ギターと再会したオーナー Hさまには仕上がりに満足いただきました。


いつもありがとうございます!
ぜひまたお声かけて下さい!



ギターの修理・調整のご予約、お待ちしております
http://www.bluestrings.co.jp/repair.html
修理価格表はこちら
http://www.bluestrings.co.jp/rprice.html



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2019/02/28 (Thu) Martin D-28 Custom (2010) ネックリセット

ボイストレーナーをされている宮崎県の Yさまより

 マーティン D-28 カスタム 
をお預かりいたしました。
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2010年のまだまだ新しいモデルで、サドルもまだ高さがありますが、
ヒールにわずかな隙間ができてしまっていました。

すぐにネックが外れてくる可能性は低いですが
そのまま弾き続けてもこの状態が回復することもありません。
これまでよりもさらなる音質の改善を期待して
 ネックリセット をお申込みいただきました。

ネックリセットができれば、
今までよりも、もっともっとレベルアップした出音になります。

   ※ネックリセットのお申込みは→ こちら
s-fIMG_0548.jpg


慎重にネックを外します。
s-fIMG_0590.jpg
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s-fIMG_0592.jpg
s-fIMG_0595.jpg

ネックアングルを調整し、
不要な接着剤を除去してダブテイルのはまり具合を慎重に調整します。
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ネック側のダヴテイルにマホガニーのシムを接着しています。
s-fIMG_0768.jpg

接着前の状態です。
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膠(にかわ)で接着できました。
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ほぼ無傷でリセットできましたのでネックリセットしたのかは判別できないような仕上がりです。
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ヒールも隙間なく接着できました。
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s-fIMG_0789.jpg

3フレットの両端にわずかに浮きがみられました。
s-s-IMG_0588 (2)

打ち直して他のフレットとのバランスを調整しました。
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ナットを無漂白牛骨で交換しました。
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接着はしないでほしいということでしたので、完成後にはずせるようにしました。
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サドルも無漂白牛骨で交換します。
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とても弾きやすい状態で、音がグッと前に出るようになりました!
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ギターを受け取られたオーナー Yさまよりあたたかいメールをいただきましたので
掲載させていただきます。


お世話になりました。

早速弾いてみました!
(45トップ板のわりには‥と感じていましたが)
「本領発揮」です。

ネックリセットをお願いしようとした
要因の
音抜け、箱鳴り
などが
しっかり引き出されていました!

ピッキングに追従する感覚

ボディーが振動している体感
など
気持ちよく感じます!

弾きやすさはもちろんです。

ありがとうございました。



この度はご用命、誠にありがとうございました!
ぜひまたお声かけて下さい!



ギターの修理・調整のご依頼、お待ちしております
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2019/02/19 (Tue) Headway HD-280 Custom 調整

いつもお世話になっている 千葉県の Hさまより

 ヘッドウェイ HD-280 カスタム をお預かりいたしました。

Hさまには以前にマーティンD45の修理・調整をさせていただきました。
その記事は → こちら

本家マーティンにも引けをとらない高精度な作りが美しいカスタムモデルです。
アディロントップの内側には百瀬氏の手書きのサインが入っていました。

音の出方やバランスなどをさらに向上したいということで調整のお申込みをいただきました。
ナットを交換します。
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無漂白牛骨で交換できました。
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サドルはご自身で手を入れてカスタマイズされていましたが交換させていただきます。
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こちらも無漂白牛骨で交換させていただきました。
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パワフルな鳴りが美しいですね!
とても弾きやすくいい感じです!
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ギターを受け取られたオーナー Hさまより、とってもステキなメールをいただきましたので
掲載させていただきます。


竹下 様



大変お世話になりました。



今回はHeadway HD-280 Custom のナットとサドルの交換をお願いしました。



竹下さんと出会うまでも数多くのギターを技術力のある方にリペアをお願いしてきました。

当たり前ですが、リペア後の演奏性や音色が良くなることを期待して、です。

そして、いつもその出来具合にすごいなと感嘆することばかりでした。



ただ、竹下さんには、D-45 Custom とHD-280 Custom の2本しかお世話になっておりませんが、共通して、このギターにはこう鳴って欲しいと思う鳴り方をしてくれるようになったことです。

私は、楽器といえばギターしか弾けませんし、しかも素人に毛が生えた程度です。

ですが、以前、古くメンテナンスもしていなかったピアノがリペアから戻ってきた場面に遭遇した経験があって、その出音が飛び跳ねるように元気で張りのあるきれいな音色であったことがすごく印象に残っています。

私のギターにも、そのときと同じような印象をもっています。



どうしたらこうなるのですか?

私の好奇心がそのことをとことん突き詰めていきたい衝動にかられるくらい、本当に驚いています。



あまりに絶妙な領域ゆえに、私ごときには具体的かつ明瞭な感想を述べることができませんが、演奏力は置いといて、ギターを結構な数所有し、リペアをお願いしてきた経験から、本当にすごいことなんだなと感じています。

本当にありがとうございました。

ギターを弾く時間がなかなかとれない状況にありますが、弾いている時間を濃密なものに変えていただいたことに心から感謝しております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。





いつも本当にありがとうございます!
ぜひまたお声かけて下さいませ!



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2019/01/08 (Tue) Martin OOO-28(2007) ネックリセット 追記

あけましておめでとうございます!

本年もよろしくお願い致します! m(_ _)m

昨年末は工房のプリンタが壊れたり自宅の引っ越しなどなどちょ-っといろいろありまして
年賀状を断念してしまいました。
年賀状をお送りくださったお客様、本当にありがとうございました!

今年も製作に修理に、変わらず頑張っていきたいと思っております!

今回の年末年始は正月らしいことをあまりしないように(笑)心がけていたのですが
そのおかげでめちゃくちゃ体調が良いですね!


いつもお声をかけてくださる、気にかけてくださるお客様には
本当に感謝申し上げます。 いつもありがとうございます!!!


さて
以前に紹介をさせていただいたOOO-28の修理調整の記事ですが
オーナーKさまより、ネックリセット後 3ヶ月後の状態のステキな感想をいただきましたので、
そのままご紹介をさせていただきます。

Kさま 本当にありがとうございます!

●ネックリセット サドル交換プラスナット交換、ネック塗装、+α

2007年、初めて買ったマーチン、「軽快に弾ける」000-28のウワサとは反対に押弦に力が要る。12fやや高め、1.2弦の3.4フレットあたりがビビ気味?で弾きにくい…の状態で数年。
その後のネックアイロン(2回)やフレット交換などの施術空しく、しばらくするともとの状態に。もしかしてハズレマーチン?
時は過ぎ2018年4月、竹下さんサイトを発見、修理予約し待機4か月。8月にお会いして現物チェックでネックリセットを勧められ入院。一か月半の後、修理完了。
提示金額内で根本治療はもちろん、アイロン修理で傷んだ剥がれや細かいキズ、その他気づかれたであろう部分も含めてバッチリの手術、美しい仕上がりです。
念のため2019年を待って、今回の報告となりましたが、修理直後に手にしたローフレットからハイまで押さえやすさそのままであり、伸びと深みのある落ち着ついた音色を奏でています。ネック裏のざらっとした塗装も徐々に落ち着いてきていて、手になじんでいます。今後も変わらぬ状態が維持されると思われます。
竹下さんの実直で確かな仕事ぶりが伝わる仕上がり。撮影していただいている修理ビフォー&アフター画像で確認できるのも信頼と安心につながっています。
この理想のコンディションになるまで10年かかってしまいましたが、幸運だったと感じています。



3ヶ月を経ても弾きやすいコンディションは変わらず維持されているということで
とても嬉しいです!

以下は以前に紹介させていただいた記事になります。

   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

静岡県内の Kさま より マーティン OOO-28 の修理について
ご相談をお受けしました。

以前に弦高が高くテンションがキツく感じられ
ネックアイロンを繰り返してして調整をされてきたということですが
時間が経過すると状態が戻ってしまい、修理を頼んでいたお店に相談すると
また、アイロンはどうですかという話になり
そんなにネックアイロンしてもいいものなのか?ということで
当工房のブログをご覧になり、根本的な解決をすべく
ネックリセットをお申し込みいただきました。

ネックアイロンは熱で指板とネックの接着を軟化させてネックを反らせた状態でまた硬化させる、
という感じの修理ですが効果が十分でないなどいろいろと問題もあります。
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ネックアイロンの熱の影響で塗装に気泡ができています。
また塗装修理もしてあるのですが、指板とネックの接着面に段差ができています。
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塗装の密着が悪い箇所があり、大きく剥がれてしまっていました。
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カポやスタンド、ケースの内装の跡などが付いていますのでネックもオーバーコートして補修することにしました。
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ネックとボディの塗装を剥がします。
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キレイに剥がれてくれました。
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ネックをつや消しのラッカーでオーバーコートしました。
さらさらっとした感触のかなりマットな仕上がりにしました。
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その他の凹みなども一緒に補修してキレイになりました。
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ナットを無漂白牛骨で交換しました。
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ネックとボディはにかわで接着しています。
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隙間なくキレイに接着できました。
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もちろんヒールキャップも隙間なく仕上がっています。
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サドルも無漂白牛骨で交換できました。
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とても弾きやすい状態に調整できました。
s-fIMG_9813.jpg

オーナー Kさまには仕上がりに満足いただけました!
s-fIMG_9818.jpg


この度は誠にありがとうございました!
ぜひまたお声かけて下さい!



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2018/12/27 (Thu) gibson J-200(1993) 修理

宮崎県の Nさまより  ギブソン J-200 をお預かりいたしました。

新品で購入し弾いてこられたということですが
修理の必要な箇所がありますので、調整と合わせてご依頼いただきました。
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マスタッシュブリッジの両端が剥がれてしまっています。
くり抜いた形状になっていますので接着後の保持力が少し弱く、繊細な微調整が必要です。
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慎重に剥がしました。
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よく見るとブリッジの外形の端が塗装の上に乗った状態で接着されていました。
塗装の厚み分、接着剤が充填されているのがわかります。
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不要な接着剤を除去し、ブリッジの外形に合わせて塗装を剥がします。
塗装に入っている筋がブリッジの外形で、その内側をすべて除去します。
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同時にブリッジのズレなどで塗装が剥がれて白くなっている箇所もタッチアップしておきます。
ブリッジ全体が密着できて、ずれないのが確認できたら接着します。
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バックのくびれのバインディングの内側に大きな隙間ができていました。
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接着して隙間を埋めてタッチアップします。
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指板のバインディングも少し剥がれていました。
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接着しました。
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ナットは交換します。
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無漂白牛骨で加工しました。
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ブリッジ上面がフラットな形状のため、
弾きやすい弦高に調整すると、1弦側でサドルの高さが低くなってしまうので
弦穴のスロットを延長します。
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延長できました。
ブリッジも膠でしっかりと接着できています。
s-fIMG_0561.jpg

サドルも無漂白牛骨で加工できました。
より弾きやすくするため、弦高を少し下げました。
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メイプルの甘く艷やかでキラキラした音が出ています!
s-fIMG_0565.jpg


ギターを受け取られたオーナー Nさまよりあたたかいメールをいただきましたので
掲載させていただきます。


竹下様

昨日に配送センター到着の連絡がありましたが
雨が降っていましたので、
今朝、受け取ってまいりました。

割れや剥がれの補修など丁寧に作業いただいたようで
ありがとうございました。

そして無漂白牛骨のナットとサドルが
想像していたとおり、ペグのつまみと
色合いも見事に馴染んでいて
いっそう愛着がわきました。

チューニングして弾いてみると
弦高も適切でローポジもハイポジも
押さえやすくなりました。

修理前は、どこか鼻が詰まったような
曇った音だったのですが、
全域にわたってクリアなメイプルらしい
音色になりましたね。

コーティング弦でこのきらびやかな音ですので、
ノンコーティングのミディアム弦を張ったら
どんな音を聴かせてくれるのか!
今から楽しみでなりません。

いろいろと相談にのっていただき
ありがとうございました。

ほかに数本のギターを所有しておりますので
リペアの際はまたご相談させていただきたいと
思っております。

年末年始と慌ただしい時期になりますが
お体をご自愛くださいませ。

それでは失礼いたします。



この度はご用命、誠にありがとうございました!
ぜひまたお声かけて下さい!



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竹下 泰弘
竹下楽器
〒435-0028 静岡県浜松市南区飯田町333
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