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BLUE STRINGS  

   浜松の弦楽器工房 竹下楽器のギターなウクレレな日々

2020/09/23 (Wed) BLUE STRINGS 475 カスタム 製作

昨年、いつも大変お世話になっている豊橋のSさまより
ギター製作のオーダーをいただきました。

Sさまには何年も前からお使いのギターやウクレレの修理・調整・改造と
様々なご注文をいただいておりました。
本当にいつもありがとうございます!

今回はご希望に合わせて、各種カスタムした
特別なアコースティックギターを製作させていただきます。
ネックは極端に細く、またヘッドを最小限の大きさにして
またボディをかなり薄くして、軽量化したギターを作ります。

以前に薄型のウクレレをカスタムで製作されたことがあり
それがとても弾きやすく音が良かったということで
今回はギターでもそれをやってみます。

またSさまはハワイアンを演奏されることが多く
センターでフラを華やかに踊る方々を最優先にしたいというお気持ちがあり
見た目がゴージャスになる仕様などは避けて
全体をかなりシンプルにしたものを製作します。

トップ材はお客様の持ち込みで、
超ハイグレードなアディロンダックレッドスプルースです。
色がキレイで目の詰まった素晴らしい材料です!
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バックはフラメンコギターに使用されるスパニッシュサイプレスです。
サイプレスとは日本でいうヒノキのことで、独特のいい香りがします。
やはり日本の檜とは香りも違いますね。
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サイドもスパニッシュサイプレスです。
実は初めて曲げるのでドキドキです。
アディロンダックレッドスプルースとスパニッシュサイプレス、、、どんな音になるか想像できますでしょうか。
見たことも弾いたこと無い、作ったことの無いすごい組み合わせです。
瞬発力のあるレスポンスに優れた音を思い描きながら加工していきます。
本当に楽しみですね!
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ネックは柾目のホンジュラス・マホガニーです。
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指板とブリッジはハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)です。
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そしてここから、加工をザーッと見ていきます。
今回はボディがとても薄く加工しますので、
まずは薄いモールド(型)を作ります。
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ブレイシングもトップと同じようにアディロンダックレッドスプルースで加工します。
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トップ用、バック用とすべて加工します。
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トップとバックはブックマッチで接着して
外形を加工して、それから厚みを調整します。
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バックのセンター割れ止めを接着します。
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レッドスプルースのブレイシングを接着します。
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超シンプルに、トップはロゼットの加工はなしにして、
サウンドホールのみ加工します。
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キレイに空きました。
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サイドも加工していきます。
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自作のベンダーで割れないように慎重に曲げます。
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シワもよらず割れもなく、キレイに曲がってくれました。
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ブロックを接着します。
サイドはかなり大きめに加工していますのでまだまだ薄くなります。
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ライニングも接着します。
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サイドにトップとバックを接着して、箱になります。
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ピックアップを取り付けしますので、先にジャック用の穴を開けておきました。
ボディのバインディング、エンドグラフトも無し、ということで
接着箇所はすべて隙間なくピッタリでないといけませんので
実はかなり難しい加工でした。
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指板のハカランダも加工します。
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白蝶貝のポジションマークを入れます。
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ネックも加工します。
ヘッドは本当に小さいです。
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木部の加工を終え、塗装します。
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下地からすべてラッカーで塗装します。
ネックのジョイント部分はヒールレスになっています。
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ハカランダのブリッジも加工します。
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…続きます!



BLUE STRINGS  アコースティックギター製作のご依頼、お待ちしております
http://www.bluestrings.co.jp/guitar.html
ウクレレのカスタムオーダーお待ちしております
http://www.bluestrings.co.jp/ukulele.html

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2020/06/23 (Tue) Martin OOOO-38(1998) ネックリセット

神奈川県の Tさまより  マーティンOOOO-38 をお預かりいたしました。

レフティ用に改造して使用されているということで
とても大切にされている気持ちが伝わってきますね。

弦高が上がってきてしまい弾きにくい状態となり、
サドルの高さにも余裕があまりありませんので
ネックリセットでの修理・調整をお申込みいただきました。
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複数箇所バインディングの剥がれがあり、それも修復します。
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よく見ると隙間が空いていて
指で押すと少し動いているので剥がれているのがわかります。
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すべて接着しました。
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慎重にネックを外し、安定するまで待ちます。
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ジョイント内部の接着剤などは除去して再セットします。
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きれいに接着できました。
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違和感ない仕上がりにできました。
こちら側にもサイドポジが追加されていますね。
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バインディングの接着もきれいにできています。
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ロングサドルは交換できました。
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とても弾きやすく、良い状態にできました!
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ギターを受け取られたオーナー Tさまよりあたたかいメールをいただきましたので
掲載させていただきます。


竹下様

0000-38のリペアをお願いした T です。
ギターは土曜日に無事受け取りました。
一通り確認しましたが、弦高は十分低く、弦のビビリもなく、サドルの高さが十分あり、申し分ない仕上がりだと思います。
いろいろ弾いてみてもとても弾きやすいです。
音も特に高音が気持ちよく出るようになった気がします。

これからいろいろ弾いて楽しもうと思います。
またなにかありましたらお願いすることもあろうかと思いますが、その節はよろしくお願いします。



この度はご用命誠にありがとうございました!
ぜひまたお声かけて下さい!



ギターの修理・調整のご依頼、お待ちしております
http://www.bluestrings.co.jp/repair.html
ネックリセットについて
http://www.bluestrings.co.jp/mrepair.html
マーティン修理の記事一覧
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2020/05/27 (Wed) Fender ストラトキャスター フレット交換(1964) #ギター修理 #fender

豊橋市の Sさま より 1964年製のストラトキャスター をお預かりしました。

言わずもがなのエレキの王道、超人気の今や超高額ギターですね。
ドキドキしますね。
深呼吸しながら一つ一つ作業を進めていきます。
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オリジナルのフレットですが、
すり減って音が詰まってしまいますのですべて交換します。
指板は美しいハカランダで、よーく見るとエキゾチックな木目が見えます。
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ナットもオリジナルですが、こちらもフレット交換に伴い、交換となります。
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ネックとボディのジョイントを外して作業を進めます。
6弦側のジョイント穴を利用して塗装用のジグに固定していたようです。
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・慎重にダメージが出ないようにフレットを抜いていきます。
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道具の手入れなどもしながら、時間を掛けてゆっくりと少しづつ。
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ナットも慎重に外します。
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指板は薄いタイプです。刻印がありますね。
ロッドのナットを外してわずかにグリスを塗布しておきます。
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いつもは指板修正研磨をするのですが
今回はそれはしないでオリジナルの状態を維持したまま交換します。
汚れを落とす程度にわずかに研磨し、新しいフレットを準備します。
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慎重にフレットを打ち込んでいきます。
新しいフレットはジェスカー製です。
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ナットを加工します。
ナット溝も指板上面と同じように曲面になっていますので
それに合わせて加工します。
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加工できました。
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フレットを軽くすり合わせして、整形・研磨・バフします。
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ほとんど指板にはダメージなく、フレット・ナットを交換できました。
美しいハカランダ指板はそのままに、ちゃんと使えるヴィンテージにできました!
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オーナー Sさまにはその仕上がりをとても満足いただけました!

この度はご用命、誠にありがとうございました!
ぜひまたお声かけて下さい!



ギターの修理・調整のご依頼について
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2020/05/11 (Mon) Martin OOO-28 (1993)修理・調整 #ギター修理 #マーティン修理

北海道の Yさまより マーティン OOO-28 をお預かりいたしました。
全体の状態をチェックして、必要な修理と調整をお申込みいただきました。

よく見るとバックのくびれ部分でバインディングが剥がれていました。
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反対側もうっすら隙間が見えていて、
指で押すと開いたり閉じたりする状態ですので、接着して修理します。
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しっかりと接着しました。
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反対側もしっかりと接着しました。
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フレットはすり減っているのと
ハイポジションで浮きがちになっていますので、交換します。
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慎重に1本づつ抜いていきます。
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指板は順反りに沿っていますので修正研磨しました。
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フレットを打ち込み、軽くすり合わせ、整形・研磨・バフをします。
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とてもいい感じですね。
フレットはGoldEVOに交換しました。
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次はナットです。
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こちらは無漂白牛骨で加工して交換しました。
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塗装の剥がれがブリッジ付近にありますので、タッチアップで修復します。
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指板のところにも数カ所、塗装が剥がれて浮いているところがあります。
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またピックアップを Highlander から L.R.Baggs Element VTC に交換します。
エンドピンジャックの穴周辺も塗装のタッチアップしながら
穴が大きすぎるので、それも修正します。
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タッチアップの塗装の研磨バフは
際の部分と狭い部分は極めて難しいのですが
時間を掛けてなんとかキレイにできました。
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指板の横も違和感ない仕上がりにできました。
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エンドピンジャックの穴も小さく、また塗装ダメージを修正しました。
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ピックアップのコントロール部分をサウンドホールにセットします。
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アンダーサドルピックアップもセットします。
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サドルは交換しました。
弦高を調整し、ピックアップの出力のチェックもします。
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各部のダメージを修正し、
とても弾きやすい状態に調整しました。
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ギターを受け取られたオーナー Yさまよりとても嬉しいメールをいただきましたので
掲載させていただきます。


竹下 様

連絡が遅くなりました。
000-28は5月1日に受け取りました。
GW中はギターを離すことができず、弾くことは楽しいことだと
再認識したところです。
まず、今回の修理目的の一つであったタッチアップの
仕上りの美しさに、大変感動しています。
また、ご提案いただいたGoldEVOが、音のみならず
私の000-28にはビジュアル的にもマッチしており大満足しています。
さらに、最も感動したことは、ナット、サドル、フレットの交換により
とても弾きやすく調整されていることに加え、低音弦がクリアに鳴るように
なったことで音色全体のバランスが良くなったように感じられることです。
所有するギターは末永く(子、孫の代まで)大切に使っていきたいので、
今後も、何かありましたら修理・調整くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
このたびは、本当にありがとうございました。

Y.T



この度は誠にありがとうございました!
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2020/03/16 (Mon) BLUE STRINGS 475カッタウェイの演奏♪

以前にカスタムメイドでツイステッドカッタウェイとヒールレスの
 475 を製作させていただきました
仙臺セリ男さんが動画をこちらのサイトに演奏の動画をアップしてくださいました。

ぜひご覧ください☆

あらかん道楽  みんなで西村歩の曲を弾こう!「ずっと、いつまでも」
https://arakan-60.com/%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%aa%e3%83%bcno-7%e3%80%80%e4%bb%99%e8%87%ba%e3%82%bb%e3%83%aa%e7%94%b7%ef%bc%88hn%ef%bc%89%e3%80%802020-3-11/



いつもありがとうございます!



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静岡県浜松市のギター・ウクレレ工房です。
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〒435-0028 静岡県浜松市南区飯田町333
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