BLUE STRINGS  

   浜松の弦楽器工房 竹下楽器のギターなウクレレな日々

2009/06/25 (Thu) リペア ナット交換修理

マーティンOOOの傾斜ナット交換修理です。

ナット交換は比較的ご依頼の多いリペアですね。

ナットはフレットのように消耗するパーツです。
調弦やチョーキングを繰り返すたびに少しずつ削れて行きます。
特に3・4弦の溝が消耗する事が多いですね。

開放弦でバズがある場合はナットが原因であることが考えられます。
また出荷時に良くないナットがついている場合もありますので
そういった場合は交換をオススメします。


まずはナットを外します。

簡単に取れてしまうものもありますが、
タップリの接着剤で強力に接着されている場合もあります。
勢いよくナットを外すと塗装が割れてしまったり
接着された木部がめくれ上がってきたり
かなりのダメージを与えてしまいますので慎重に作業します。

外れたら古い接着剤を取去ります。
キレイな接着面ができたら新しいナットを成型し、接着します。
...と文章で書くとあっさりですが実際の作業は結構大変です(笑)

指で段差をチェックしながら幅も適正なサイズに加工します。
接する面に隙間がないか左右・上下からよく見てチェックします。
Martin傾斜ナット 取り外し


固定できたらナット溝を切ります。
弦間を決め、ナット・ファイルというナット溝専用のヤスリで慎重に溝を加工します。
マーティン傾斜ナット 交換


弦を張ってみます。ナット溝が適正かチェックし、足りなければ切り直します。
OOO ナット交換


ナット溝は完了! が、写真の手前がボケてました(汗)
トリプル・オー ナット交換
オリジナルに近い形状であれば雰囲気を損ないませんね。
オリジナルの形状が好ましいものかどうかははまた別ですが。


素材は象牙・ブラス・ミカルタなど色々ありますが最もベーシックなチョイスは牛骨ですね。
白い牛骨は美しく仕上がりもきれいですが実は漂白されていて
以下画像のように漂白していない無漂白ナットというものもあります。
無漂白ナット交換修理
このナットは無漂白ながら若干色が薄めです。個体差もありますね。


無漂白ナット交換

無漂白ナットは飴色で油脂を含んでいるため弦のすべりが良く
欠け難く、また見た目が落ち着いた仕上がりになるため
ヴィンテージのギターに頻繁に使用されます。
研磨すれば美しいもでますので新しいギターにもなじみますよ。(半つやも可)
個人的にはかなりオススメの素材です!

発音する上でとても重要なパーツですので
お使いのギターに付いているナットを一度よく見てくださいね☆

ギター修理価格表
http://www7.plala.or.jp/bluestrings/repair.html

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