今週末のTOKYOハンドクラフトギターフェスに向けて製作したギターの
Model 475のカッタウェイ&ヒールレス を紹介したいと思います。
工房を始める準備をしている時に、長さが2m以上ある大きなテーブル材の栃を入手しました。
部分的にとてもきれいなスポルテッドの模様と杢が出ていて一目惚れして購入したのですが
9年ほど経過して、いよいよ Model 475 として生まれ変わりました!
スポルテッドの水墨画を思わせるような独特のラインが全面に出ていて、とても美しいです。
トップはアディロンダックレッドスプルースです。
バインディングの接着。
これはもう二度見してしまうくらい美しいです。(自画自賛)
自然の恵みに感謝(-人-)
指板など音に影響の大きい重要な部分の接着には膠(にかわ)を使用しています。
フレットはGOLD EVOです。従来のニッケルシルバーよりも少し硬く、長寿命で、色も高級感があります。
塗装すると濡れたように木目が浮き上がってきて
… うっとりしてしまいます。
ヘッドはエボニー。
ペグはSGS510のゴールド つまみもエボニー製です。
指板はマダガスカルローズウッド。
ツイステッドカッタウェイは475では始めての仕様です。
手のひらに当たる部分が緩和され、手を入れやすいようになっています。
ブリッジもマダガスカルローズウッド。各弦オフセットサドルは無漂白牛骨。
ブリッジピンはエボニーで今回はラッカー塗装して艶ありになっています。
ロゼットは天然の鉱物の色をそのままに、グラデーションになっています。
ヒールレス仕様ですので、親指がより深い位置まで入れられます。
また13フレットまでカポをすることが可能です。
ボディエンドの特徴的な木目。
トップは長年研究をしているプレート型のブレイシングになっています。
これは従来のXブレイシングやラティスではない、オリジナルのブレイシングパターンで
低域やサスティンに特徴があります。
このギターは展示会で展示と販売をさせていただきますので
弾いてみたいという方は会場でぜひお声をかけて下さい。
音や弾きやすさを確かめていただきたいと思います。
何卒、よろしくお願い致します!
http://www.bluestrings.co.jp/guitar.html
http://handcraftguitar.jp/
■追記このギターは東京阿佐ヶ谷のLAST GUITAR様で販売中です!
ぜひお店で現物をご覧下さい。
http://lastguitar.com/wp/?p=30724
- 関連記事
ギター | trackback(0) | comment(0) |
<<ウクレレベースというかミニベース! MBU414 ハワイアンコア | TOP | TOKYOハンドクラフトギターフェス2017>>
comment
trackback
trackback_url
http://bluestrings.blog33.fc2.com/tb.php/619-173ce727
| TOP |