昨年末、
神奈川の Hさまよりオーダーをいただき、TE を製作させていただきました!
TEはテナースケールのエレキウクレレです。
UPするのが遅くなってしまいましたが、とてもかっこいいエレキウクレレですので
製作時の画像も交えながら、ぜひご紹介したいと思います。
従来のTEよりもカッタウェイをもっと深くしたいということで、
今回は4弦側を深くした新しいボディシェイプで加工します。
ボディ材を加工するための治具を加工して、柾目のマホガニーから切り出します。
トップ材にはお客様にお選びいただいたキルテッドメイプルを使用しました。
杢と木目が一番綺麗に見えるように、考えられるいろんなパターンを
こっちが良いかな、いやこっちの方が良いかな、なんて試しながら
なかなか決められなかったりするんですが、木取りしました。
センター上部の穴が開いている箇所はネックポケットで削リ取ってしまうのでOKです。
セミホロウの加工。
ボディのアコースティックな鳴りを引き出すとともに軽量化できます。
ボディと同じマホガニー材からネックを加工します。
ネックにはカーボンファイバーの補強が入ります。
インディアンローズウッド指板。
ご希望のデザインで加工したカスタムインレイをはめ込みます。
白蝶貝とアバロンを使用して、ひとつづつ加工しました。
木地の研磨ができたら、指板にマスキングをして塗装の準備をします。
キャビティ内はノイズ防止用シールドの塗装をしてあります。
トップはコーラルブルーの鮮やかなカラーリングです。
塗装が完了しました。
フレットの整形・研磨。
無漂白牛骨材でナットを加工。
GOTOHペグの取り付け。
モデルはUK700で、ポストの高さが調整可能なしっかりとしたペグです。
続きます…
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