あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願い致します! m(_ _)m
昨年末は工房のプリンタが壊れたり自宅の引っ越しなどなどちょ-っといろいろありまして
年賀状を断念してしまいました。
年賀状をお送りくださったお客様、本当にありがとうございました!
今年も製作に修理に、変わらず頑張っていきたいと思っております!
今回の年末年始は正月らしいことをあまりしないように(笑)心がけていたのですが
そのおかげでめちゃくちゃ体調が良いですね!
いつもお声をかけてくださる、気にかけてくださるお客様には
本当に感謝申し上げます。 いつもありがとうございます!!!
さて
以前に紹介をさせていただいたOOO-28の修理調整の記事ですが
オーナーKさまより、ネックリセット後 3ヶ月後の状態のステキな感想をいただきましたので、
そのままご紹介をさせていただきます。
Kさま 本当にありがとうございます!
●ネックリセット サドル交換プラスナット交換、ネック塗装、+α
2007年、初めて買ったマーチン、「軽快に弾ける」000-28のウワサとは反対に押弦に力が要る。12fやや高め、1.2弦の3.4フレットあたりがビビ気味?で弾きにくい…の状態で数年。
その後のネックアイロン(2回)やフレット交換などの施術空しく、しばらくするともとの状態に。もしかしてハズレマーチン?
時は過ぎ2018年4月、竹下さんサイトを発見、修理予約し待機4か月。8月にお会いして現物チェックでネックリセットを勧められ入院。一か月半の後、修理完了。
提示金額内で根本治療はもちろん、アイロン修理で傷んだ剥がれや細かいキズ、その他気づかれたであろう部分も含めてバッチリの手術、美しい仕上がりです。
念のため2019年を待って、今回の報告となりましたが、修理直後に手にしたローフレットからハイまで押さえやすさそのままであり、伸びと深みのある落ち着ついた音色を奏でています。ネック裏のざらっとした塗装も徐々に落ち着いてきていて、手になじんでいます。今後も変わらぬ状態が維持されると思われます。
竹下さんの実直で確かな仕事ぶりが伝わる仕上がり。撮影していただいている修理ビフォー&アフター画像で確認できるのも信頼と安心につながっています。
この理想のコンディションになるまで10年かかってしまいましたが、幸運だったと感じています。
3ヶ月を経ても弾きやすいコンディションは変わらず維持されているということで
とても嬉しいです!
以下は以前に紹介させていただいた記事になります。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
静岡県内の Kさま より マーティン OOO-28 の修理について
ご相談をお受けしました。
以前に弦高が高くテンションがキツく感じられ
ネックアイロンを繰り返してして調整をされてきたということですが
時間が経過すると状態が戻ってしまい、修理を頼んでいたお店に相談すると
また、アイロンはどうですかという話になり
そんなにネックアイロンしてもいいものなのか?ということで
当工房のブログをご覧になり、根本的な解決をすべく
ネックリセットをお申し込みいただきました。
ネックアイロンは熱で指板とネックの接着を軟化させてネックを反らせた状態でまた硬化させる、
という感じの修理ですが効果が十分でないなどいろいろと問題もあります。

ネックアイロンの熱の影響で塗装に気泡ができています。
また塗装修理もしてあるのですが、指板とネックの接着面に段差ができています。

塗装の密着が悪い箇所があり、大きく剥がれてしまっていました。

カポやスタンド、ケースの内装の跡などが付いていますのでネックもオーバーコートして補修することにしました。

ネックとボディの塗装を剥がします。

キレイに剥がれてくれました。

ネックをつや消しのラッカーでオーバーコートしました。
さらさらっとした感触のかなりマットな仕上がりにしました。

その他の凹みなども一緒に補修してキレイになりました。

ナットを無漂白牛骨で交換しました。

ネックとボディはにかわで接着しています。

隙間なくキレイに接着できました。

もちろんヒールキャップも隙間なく仕上がっています。

サドルも無漂白牛骨で交換できました。

とても弾きやすい状態に調整できました。

オーナー Kさまには仕上がりに満足いただけました!

この度は誠にありがとうございました!
ぜひまたお声かけて下さい!
ギターの修理・調整のご依頼、お待ちしております
http://www.bluestrings.co.jp/repair.html
マーティン修理の記事一覧
http://bluestrings.blog33.fc2.com/?q=martin
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